大学、短大、専門学校への進学に伴い実家を離れ、新天地で新生活を始める学生さんも居ますよね。
学生さんたちにとっては、嬉しく楽しみな新生活。
ご両親にとっては、新たな門出は嬉しくとも、心配な新生活の始まりかと思います。
そんな新生活への向けての準備で大忙しかと思いますが、いろいろな手続きがありますよね。
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下宿先探し、荷造り、引越し、そして・・・そう公的手続き。
今回は、公的手続きの中で、「進学に伴い引越しする学生さんの住民票ってどうしたら良いの？」についてまとめてみます。
引越しするときの住民票は学生でも移さないといけないの？
そもそも住民票とは、住民基本台帳法により、引越しをした場合14日内に異動の手続きを行うことが義務付けなれているものなんです。
しかも、その間に移動の手続きを行わなかった場合、罰則を受ける可能性もあるんです。
「と言うことは、じゃあ引越ししたときに住民票は、絶対移さないいけないんだ～。
あれ？
でも、学生の友達で移していない子もいるんだけど・・・？？
罰則対象なんじゃ？？」
なんて思いました？
いえいえ、実は学生さんの場合、引越しに伴う住民票の義務対象ではないので、ある一定基準を満たしていれば、その学生の友達は、大丈夫なんですよ～。
それは、このような学生さんの場合なんです。↓↓↓
●実家を離れている学生の期間が1年以下の場合で、実家に戻る予定がない場合
●実家を離れている学生の期間が1年以上であっても、週末や長期休業休業期間中などに帰省し、生活の本拠点が実家にある場合
もちろん上記に当てはまらない場合は、罰則対象になるので、注意をしてくださいね。
ただ、進学に伴う学生さんの引越しでしたら、ほとんどの場合、週末や長期休業期間中に実家へ帰省するので、生活の本拠点は、実家であると言えるでしょう。
と言うことは、基本的には、住民票を移す必要はない、と言えます。
引越しするときの住民票を学生でも移すメリットは？
親元を離れ新たな地への進学。
学生さんの引越しの場合、基本的には、移す必要のない住民票。
新生活に向けての準備も忙しいし、そしたらメリットがないと、わざわざしなくても良い手続きをするのも面倒臭いですよね。
引越し時に住民票を学生さんでも移すメリットもちゃんとあるんです。
●選挙権の通知が届く
二十歳になると貰える選挙権。
引越しの際、住民票を実家のある住所のままにしておくと、自宅に届かないということになり、どうしても棄権せざる負えないということになります。
●国民年金の通知が届く
国民の義務である年金。
二十歳になると国民年金の通知が届きます。
ただ、まだ社会人でなく、収入のない学生の身。
アルバイト収入、もしくはご両親からの代替え納付での対応でしょう。
ただし、申請により在学中の国民保険料の納付が免除される制度もあります。
＝そういった手続きを自分でやらなくてはいけないってことなんですけどね。
●車の免許を取るときに便利
免許取得の際、自動車学校は、住民票のない市町村で通うことは出来ます。
ただし、最終試験だけは住民票のある都道府県で受験しなくてはならないんです。
と言うことは、住民票を移しておいた方が、楽に受験出来るってことなんです。
引越しするときの住民票を移したら成人式はどうなるの？
学生という身で新天地で新生活を始める場合、ほとんどの方が、高校を卒業したての18歳でしょう。
だとするとそれから2年後に来る成人式。
久しぶりの旧友と会えることを皆さん楽しみにしていますよね。
成人式の案内は、通常住民票がある市町村から案内が来ます。
となると、
「メリットを考えて住民票を移すことにしたけれど、成人式はどうなるの？」
って言う気持ちになりますよね。
安心ください。
引越しに伴い住民票を移しても大丈夫なんです。
地元の市役所に連絡をして、成人式に出たい旨を連絡すると、出席できる手続きを取ってくれるそうです。
また、市町村によっては、その土地の中学や高校を卒業すると、成人式の案内が来ると言うところもあるそうです。
なので、住民票を移したことによって成人式に出られない、と悩む必要はなさそうです。
ただし、自分で地元の市役所に問い合わせをする、と言う必要はあります。
まとめ
進学の春、新生活が始まる時期。
大学、短大、専門学校と進学に伴い親元離れる場合、住民票の異動をどうしたら良いのか悩むところ。
住民票の異動は、本来は義務であるが、学生の場合、一定基準を満たしていれば、義務ではない。
ただし、住民票を移す場合のメリットもある。
住民票を移してしまっても成人式には、地元の市町村に問い合わせをすれば、出られるので安心。
よろしければぜひ参考になさってみてくださいね。
