5月5日、端午の節句であるこどもの日。
そのこどもの日に空を美しく舞うこいのぼり、用意をするときは楽しいですが、片付けるとなるとおっくうな気持ちになってしまいませんか?
大小様々な大きさのこいのぼりですが、子供の頃、親戚の家にあったこいのぼりはそれはそれは大きなものだったので、片付けがとても大変だったと言っていたことを思い出しました。
そうそう、こいのぼりを片付ける際の洗濯や保存法にもコツがあるそうですよ。
今回は、「こいのぼりを片付ける際に気を付けること」についてまとめてみます。
こいのぼりの洗濯の仕方は?
端午の節句であるこどもの日を楽しませてくれたこいのぼり、そのこいのぼりをしまう際の洗濯の仕方にもコツがあるんですって。
端午の節句であるこどもの日に合わせて、室内に置いて飾ってあっただけの五月人形と違い、毎日外に出し空を舞っていたこいのぼりは、多少なりと汚れもあるでしょう。
そのこいのぼりの洗濯の仕方についてご紹介しますね。
まず、こいのぼりは、必ず手洗いするようにしましょう。
漂白剤の入った洗剤、ドライクリーニング、洗濯機、乾燥機、アイロンは絶対に使用しないでください。
こいのぼりを傷める原因となります。
1.お風呂の浴槽にぬるま湯を入れ、中性洗剤を入れてから1時間程度漬け置き洗いをする
2.汚れの酷いところだけは揉み洗いをする
(金箔部分や金シール部分は、ブラシ等ではこすらず軽く押し洗い程度にする)
3.水が綺麗になるまですすぎ洗いをする
4.金箔がはがれてしまう可能性があるので、手で絞らず天日干しをする
こいのぼりを長持ちさせるためにも、面倒でも手洗いをした方が良さそうです。
こいのぼりを保存する入れ物はどんなものが良いの?
端午の節句であるこどもの日に目を楽しませてくれたこいのぼり、綺麗に洗った後は、来年までしまうことにしますよね。
そのこいのぼりを保存する入れ物ですが、綺麗に畳んで風呂敷に包むことが良いでしょう。
「え?
今どき風呂敷!?」
という気持ちにもなってしまいそうですが、お店の人に聞いたところ、こいのぼりには、昔ながらの保存する入れ物である風呂敷が一番良いとのことでした。
理由は、風呂敷は布製品なので、空気を通すからだそうです。
桐の箱も良いそうですが、なかなか手が届かないですよね。
そのため安価で手に入る風呂敷がお勧めです。
また、保存する場所は、湿気の少ない、かつ日の当たらない場所に保存するようにとのことでした。
こいのぼりは湿気に弱いので、湿気取りを近くに置いておくと尚良いでしょう。
こいのぼりを保存する入れ物に防虫剤は入れても良いの?
衣替えをした洋服や何か物をしまうとき、一緒に入れるものと言えば、やっぱり防虫剤ですよね~。
虫食いを防いでくれるのに大活躍をしてくれる防虫剤です。
「端午の節句であるこどもの日を楽しませてくれたこいのぼり、お洗濯も終わったし、風呂敷に包んでをしまうときももちろんポイっと防虫剤も一緒に入れておこう!!」
なんてやっぱりなりますよね。
STOP!!
ちょっと待ってください!!
実は、防虫剤はこいのぼりの保存と一緒に入れては厳禁なものなんですよ。
まずたいていのこいのぼりは、ナイロン製、またはポリエステル製なので虫食いになる可能性がありません。
そして何より防虫剤を入れることで、こいのぼりの色を溶かしてしまう恐れがあるんですって。
意外と強力で恐ろしい防虫剤・・・。
虫食いの可能性もありませんので、間違っても防虫剤をこいのぼりと一緒に入れることのないようにしましょう。
来年も端午の節句であるこどもの日の空を楽しませてくれるためにも、防虫剤は厳禁であることを覚えておきましょう。
まとめ
端午の節句であるこどもの日の空を楽しませてくれたこいのぼり。
そのこいのぼり片付ける際にコツがあります。
こいのぼりはとてもデリケートなものなので、手洗いで洗濯をし、天日干しをしましょう。
保存する入れ物は、風呂敷や桐の箱が良いでしょう。
防虫剤は、こいのぼりの色を溶かす可能性があるので、絶対に入れないようにしましょう。
よろしければぜひ参考になさってみてくださいね。