本格的な冬に備えての準備の一つであるインフルエンザの予防接種。
私が子供の頃は、学校で接種をしてくれたものです。
予防接種の紙が来て、みんなで一斉に保健室で接種したな~。
懐かしい。
今では、そんなことはなくなり、病院で保護者立ち合いの元、接種するようになりましたね。
インフルエンザの流行シーズンは、12月ごろから始まり、1月~3月ごろがピークと言われています。
予防接種の効果は、接種後2週間からと言われていますので、だいたい10月~11月中に接種することが、一般的です。
今回は、「インフルエンザの予防接種で守らなくてはいけないこと」についてまとめてみます。
なぜ接種後の運動はダメ?
接種の際、「激しい運動は控えてください」と言われますよね。
これって、どういう理由か知っていますか?
実は、ワクチンの副作用の問題なんです。
激しい運動によってワクチンが急激に吸収されて、副反応が出やすくなるそうです。
また、激しい運動により身体が疲弊することで、ワクチンによる抗体を作ることが出来なくなり、接種の効果が全く現れなくなってしまうそうですよ。
それどころかインフルエンザワクチンにより、インフルエンザにかかってしまうという可能性も出てきてしまうんですって。
なので、接種後の激しい運動は、やめましょうね。
日常生活程度をする分には、全く問題はありません。
ちなみに、接種後どのくらいの間激しい運動を避けた方が良いかですが、24時間です。
接種後、丸々一日は様子を見ましょうっていうことですね。
それから、接種直前の激しい運動も控えたそうが良さそうです。
例えば、運動を午前中してお昼を挟んでからの予防接種でしたら運動をしても大丈夫ですが、病院までジョギングで行き、そのまま息の上がった状態での予防接種は、臨まないようにしましょう。
理由は、接種後の激しい運動をしてはいけないことと同じです。
身体が疲弊した状態では、ワクチンによる抗体を作ることが出来なくなってしまうんです。
まあと言ってもそんな状態では、病院側から接種をお断りさせられてしまいますが・・・。
お風呂は入っても大丈夫?
私が子供の頃は、親から「予防接種をした日は、お風呂は入らないように!」なんて言われてものです。
今ではそんなことは言わなくなり、接種後発熱さえしていなければ、入って大丈夫だそうです。
ただワクチンを接種した箇所は、無理にゴシゴシ洗うということは、避けるようにしましょうね。
ちなみに入浴をしても良い時間は、接種後1時間を経過してからです。
ところで、なぜ昔は「接種をした日は、お風呂に入ってはダメだったのか?」という問題ですが、衛生面の問題からだそうです。
昔は、お風呂が各家庭になく、大衆浴場に行ってお風呂に入っていたりしました。
やはり老若男女さまざまな人が入るお風呂ですから、どんな病原菌が浮いているかわからないですよね。
接種した箇所から病原菌が入ることを防ぐためだっそうです。
現在は、各家庭に内風呂があることが普通になりましたので、そいうったことは、言われなくなったんです。
時代の流れっていうやつですね。
飲酒はしても良い?
簡単に言うと軽く飲むくらいならOKです。
実は厚生労働省も接種後の飲酒を禁止しては、いないんです。
接種当日はいつも通りの生活をしてもかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。
出典:インフルエンザガイドライン
ガイドラインによると「大量の飲酒は」と明記されているんです。
なので、逆を返すと軽く飲むくらいなら支障はないんですよ~、っていうことなんです。
というわけで、毎日の飲酒は欠かせないという方は、深酒にはならない程度に軽く飲酒をする程度にしましょうね。
まとめ
インフルエンザ流行シーズンに備え、少しでもかかる可能性を低くするために接種する予防接種。
予防接種の注意事項を守らないせいで、副反応が出てしまったら元も子もありません。
接種後の注意事項をよく守るようにしましょうね。